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続・荒野の1ドル銀貨のodyssのレビュー・感想・評価

続・荒野の1ドル銀貨(1965年製作の映画)
2.5
【中盤の展開がイマイチ】

BS録画にて。
タイトルがまぎらわしいのですが、筋書き的には「荒野の1ドル銀貨」の続編というわけではありません。

南北戦争に太尉として出征した男が、数年ぶりに故郷に戻ってきたら、町で金が発見されたためにメキシコ人のならず者たちに支配されており、妻に言い寄る男も・・・

というところから始まるマカロニ・ウェスタン。
脚本は比較的よく練られていますが、中盤で主人公が音なしの構えを貫くあたりがちょっと退屈。
最後近くになってようやく面白くなるし、脚本の練り具合も分かってくるようにできています。

妻役のロレッラ・デ・ルーカが魅力的。童顔なので美少女と言っても通りそうですが、彼女は1940年生まれなのでこの時25歳ですね。イタリアでは1950年代半ばから60年代半ばにかけて多くの映画に出演しています。少女の役が多かったらしいので、この映画の出演は彼女の女優のキャリアとしては終わりのあたりになるよう。

もうひとり、娼婦役の色っぽい女優もそれなりの役割を果たしています。ニエベス・ナバロという女優で、ロレッラ・デ・ルーカより2歳年上。

ちなみにナバロのほうは日本語のウィキにも出ていますが、記述は簡略でこの映画に出演していることも書かれていません。ロレッラ・デ・ルーカは日本語のウィキには載っていないので、英語のウィキで調べました。
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