アニマル泉

続・荒野の1ドル銀貨のアニマル泉のレビュー・感想・評価

続・荒野の1ドル銀貨(1965年製作の映画)
3.8
ジュリアーノ・ジェンマのヒットマカロニウェスタンの第二弾だが1ドル銀貨は全く関係ない。黒澤明の「用心棒」以来、主人公が匿われるのは棺桶屋というのが定番だが本作では花屋というのがなんとも異色。ドウッチョ・テッサリの演出はアップ攻め。室内はタイトショットを多用してロングショットがない独特な画面だ。鏡や窓を使った構図がなかなか凝っている。街は過剰に強風で砂塵と木屑が舞いしきる。ただ編集は場面転換がご都合すぎて唖然となったり、位置関係が意味不明な所がある。音楽はエンニオ・モリコーネ。登場人物はみんなアクが強い。妻役のロレータ・デ・ルーカが美しいがテッサリ監督の奥さんらしい。踊り子のニエベス・ナバレは過剰に色っぽい。
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