テルマ&ルイーズのゆめたろうのレビュー・感想・評価

シナリオだけを読むと悲しい物語なのだが、映像の妙、音楽の妙、編集の妙でどこかカラッとした印象を与えるロードムービー。

ラストの逃避行の行き着く先の行動は「逃げ」ではなく、男性優位社会のルールに取り込まれることをよしとせずに個人の尊厳を守り新たなステージへと旅立っていくように見える。
悲劇的なはずなのに力強く美しい名場面。