藍紺

テルマ&ルイーズの藍紺のレビュー・感想・評価

テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)
4.0
再鑑賞。昔観た時はスーザン・サランドンのカッコ良さが子供だった自分にはとても眩しかったのだが、中年になった今はジーナ・デイヴィスがとても魅力的に感じた。いやー、なんて可愛らしいんだろうと。勿論スーザン・サランドンだってそれはそれはカッコ良くて素敵なんですけどね。

作品を通して、テルマの弱さとか強さとか様々な彼女の顔が観られるのとても良かった。テルマの変化に力強さを貰えるんだよな、人は変われるって。
毎回笑ってしまうのがテルマが夫に電話をして自分たちの行動が警察にバレてるのか探りを入れるシーン。
夫「やあテルマ!」
テルマ「……。ガチャン(電話を切る)。知ってるわ」あまりにも見事な間とオチで爆笑する(笑)。

これをハッピーエンドと取るか否かは人によって分かれるとは思うけど、不思議と爽快感があって、自分たちの手で呪いを解いたんだなって私は受け取った。

しかし30年以上前の映画だけど、この当時と世界はそれほど変わってないのだなと思い知らされて、何とも言えない複雑な気持ちになりました。
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