吉良吉影

テルマ&ルイーズの吉良吉影のネタバレレビュー・内容・結末

テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

女性2人が夫に不満があるなかで、山へ旅行に行くことを計画。和気藹々と向かう道中のバーで事件が起こり一転。二人は互いに揉めあいながらも、最後は友情を貫く。

「あの時にああしてれば、こうしれてば」と後悔が残るような焦ったい作品。特にテルマが無能すぎてモヤモヤ。ルイーズが殺害をしたのも極論テルマが変な男とイザコザが起きてしまったからであり、「なんで殺した?」となるのは筋が違う。そして、イケメンなカウボーイに術中にハマりお金を盗まれた挙句に、これからの計画をペラペラ。なかなかに酷い性格。

最後は車でダイビングでエンド。正当防衛として無罪になる可能性もあったにも関わらず、ずぶずぶと事件を大きくしてしまった。それを考えると、この終わり方は多少癪に触るが、壊れかけていた友情が修復していく様は唯一良かった。

「将来アメリカの広大な土地をのんびりと運転することが出来ればなぁ」と強く思える映画だ。
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