EDDIE

テルマ&ルイーズのEDDIEのレビュー・感想・評価

テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)
4.4
ただのバカンスのはずだった…リドリー・スコット監督が送る美女2人の痛快ロードムービー。音楽もいいなぁと思っていたらハンス・ジマーだった!

1991年、本レビュー投稿時から28年も前。いまや50代のセクシーでシブい大人の匂いを醸し出すブラピが20代で、そんな若造なのに色気ムンムン。こりゃあ人気出るわと。
ダブル主演のスーザン・サランドンとジーナ・デイビスについては、スーザンは『デッドマンウォーキング』でアカデミー賞主演女優賞、今でも活躍する大女優なので知っていますが、ジーナについては全く知りませんでした。
だけど、本作ではちょっと大人な勝気だけど影を持った女性としてスーザンがルイーズを演じ、ちょっと尻軽感もある可愛らしい女性テルマをジーナが演じていて、劇中はテルマ可愛い!って見惚れていました。

作品自体は序盤こそ少し淡々と進んだ印象でしたが、物語の転機となる銃殺事件からテンポよく話が進んでいくので目が離せませんでした。
最初は頭のネジが緩そうな印象のテルマでしたが、彼女はお金を騙し取られたところから覚醒したかのように度胸満点でルイーズを引っ張っていきます。ちょっとお金取られた瞬間のルイーズに対する物言いは「いやいや、お前が悪いやん」って突っ込みたくなりましたが、その後の彼女の行動で考えを改めました。
ブラピの演じるJDとの出逢いが彼女を大きく変えたと言ってよいでしょうね。テルマとJDの会話がその後の展開にも大きく影響を及ぼします。この演出はニヤけてしまいましたね。

他にも結構印象に残った場面が多くて、コメディ演出がイヤらしくないんですよね。
州警察との珍道中や気色悪いトラック親父への攻撃、テルマと夫の電話などなど。

ラストの終わり方も秀逸で大変面白かったです。これは色んな方にオススメできそうな映画でした。
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