「泣き濡れた春の女よ」お浜岡田嘉子の前段とも思われる?砂子及川道子の横浜の清純可憐な女学生の転落物語を、清水宏監督が邦画離れしたフレッシュな映像感覚で描かれたサイレントの青春映画の傑作。親友ドラ井上…
>>続きを読む厚い友情で結ばれた女性二人が一人の男との出会いを切っ掛けに波瀾万丈の人生を送ることになるといういかにも松竹メロドラマらしい内容ではあるが、冒頭の横浜の風景を切り取るショットをはじめ清水宏監督ならでは…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
風景を中心とした開放感に満ち溢れる画面が、次第にその輝きを失って行く感覚を受けた。二人の女学生はセーラー服を身に纏い、出航する船と並走するように帰り道を共にする。「有難う(メルシー)」にクスっとして…
>>続きを読むロングショットが多かった。同じショットを繰り返すのも特徴的で、後半の展開にも活かされている。とりわけ印象的だったのは、段階的にショットサイズを拡大する技法。清水も180°規則の侵犯というよりかは、無…
>>続きを読む