豚肉丸

港の日本娘の豚肉丸のレビュー・感想・評価

港の日本娘(1933年製作の映画)
4.0
訳あって事件を起こした少女のその後のお話

百合映画だと聞き鑑賞しましたが…
百合なのかこれは…微妙に判断がつかない……

冒頭の少女2人が下校するシーンが良い。「私たちずっと一緒だよね」とかなんやかんや話していて「百合じゃん」と思ったら普通に男が挟まってくる。しかもその男が本当に糞野郎すぎて…この時代から百合に割り込む男はクソと思われていたのか……
百合に割り込む男ことヘンリーくんは少女の1人と付き合い、主人公はその恋を応援するんですが、ヘンリーくんは浮気していたことが判明。教会でヘンリーくんと浮気相手が結婚しようとしているところに主人公が乱入しバーン!と銃を放つ。
ここまでの一連の流れが凄く良いんですよね。「銃はどこから…?」とツッコミたくなるけどそれは置いといて……

無声白黒映画でセリフはテロップで表示されるのですが、そのテロップが読みにくい。しかも画質も悪いのでさらに読みにくい。一応気合いでだいたいは読めますが、結構疲れる。
あと説明もほとんど無いので最初はキャラの関係の把握に戸惑ったが、関係を把握してからの後半はなかなか面白く見れました。
でも一つだけ不満なのが…音楽!!
音楽が全く合っていない!!!
普通に重い映画なのに音楽が常に陽気ってなんだこれ!!!
『狂った一頁』では音楽もしっかりと合っていたのに…どうして……

大人になってもヘンリーくんは最悪で良かったです(良くない)
豚肉丸

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