清水宏の中では異色な作品なのでは。前半は女学生ドラと砂子の友情、年上の男ヘンリーへの憧れ~と淡い感じで行くのに、砂子が恋敵の女を撃ってしまったことで映画がガラリと変わる。後半は堕ちた砂子が横浜に戻っ…
>>続きを読む初清水宏。
怒涛の横移動、発砲前の連続ポン寄り、フェードアウトして消える人物、字幕の使い方(ハマ、ハズ、メルシー!)とかこんな洒落た映画が日本にもあったのかと驚いた。
廊下とドアの使い方も良くて、特…
横浜(ハマ)を舞台にして、人名はドラ、ヘンリーにシェリダン耀子、そして台詞にも「夫(ハズ)」だの「舞踏会(ボール)」といった英語が頻出する。なぜか「ありがとう」は「メルシー」だ。ドラを演じる井上幸子…
>>続きを読む横浜で暮らす女学生二人の相対的な人生を哀切に描きだした映画です。女学生の儚い青春時代の恋はシャボン玉のように消えてしまいます。ヒモみたいな画家よりヘンリーの方がよっぽどダメンズで見ててイライラするけ…
>>続きを読む文字がムズくて一時停止しながら見てたら1.5倍時間がかかるっていうね。ある事件が起こってこの後どうなったか日記でどうぞ!ってその日記の文字が読めなくて諦めたぞ俺は!
さすが横浜どす。出てくる名前が違…
1930年代前半の横濱(ハマ)で繰り広げられる恋の鞘当。砂子(及川道子)がシェリダン燿子(澤蘭子)をピストルで撃つカットを3分割して寄っていくショットは身を窶した燿子が砂子を見つめ返す事で逆転する。…
>>続きを読む『「百合映画」完全ガイド』(星海社新書)の冒頭、『港の日本娘』評で言及されていた、江藤・蓮實著『オールド・ファッション』の主題たる「昭和十年前後のエアポケット」については関心がある。なぜなら、蓮實が…
>>続きを読む不思議な奇妙な空気に覆われている。
「結局 二人っきりになるのね」
「そして いつまでも 二人っきりよ」
大型客船の見える水平線にちいさく身を寄せるセーラー襟ふたつ。ずっと見ていたくなるような構図。…