松長もんど

独立愚連隊西への松長もんどのレビュー・感想・評価

独立愚連隊西へ(1960年製作の映画)
3.9
北支戦線で玉砕した連隊の軍旗を捜索すべく、左文字少尉率いる独立左文字隊らが軍旗の争奪戦を繰り広げる!

岡本喜八監督作品。
前作『独立愚連隊 (1959)』の続編とあるが、話しは繋がっていなければキャラクターの名前も異なる。しかしながらキャストは前作とかなり被っていたりするので『夕陽のガンマン (1965)』と『続・夕陽のガンマン (1966)』と同じようなものだと言えば伝わるだろうか。

そんな本作、前作にあった”ミステリー要素”や”復讐”といった重苦しい雰囲気は薄れ、よりエンタメに寄ったコミカルで軽快な作りとなっており、ある意味では本作の方が観やすい。

エンタメに寄せてはいるものの、根本にある戦争批判と言うメッセージは健在だ。


▼関連作品
『独立愚連隊 (1959)』
https://filmarks.com/movies/17028