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独立愚連隊西へのkurageのレビュー・感想・評価

独立愚連隊西へ(1960年製作の映画)
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太平洋戦争ものは今まで食指が動かなかったのだけど、独立愚連隊が面白かったので、すぐにこちらを観る。

中国大陸の北支戦線で激戦地ばかりに飛ばされるもいつも全員無事で帰ってくるやっかい部隊、左文字隊のリーダーを戦メリの坂本龍一ばりに美少年な加山雄三が扮する。前作の主人公、佐藤允もニヒルに活躍。
命からがら前線から戻るも、全滅した部隊の軍旗を捜索するべく指令を受ける左文字隊。大群の兵士に追い詰められた際に見せるチームワークなど、彼らの行動から目が離せない。
平和的な争いの解決法も描かれており、面白かったのですぐに繰り返して観たら、オープニングの意味がさらに強く入ってきて唸ってしまった。
岡本喜八監督の映画は、オープニングからつかまれることが多い。音楽も印象的。愚連隊マーチの軽快さはウルトラセブンの歌くらい脳裏に焼きつく。
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