デニロ

汚れた肉体聖女のデニロのレビュー・感想・評価

汚れた肉体聖女(1958年製作の映画)
2.5
冒頭、本映画はいかなる特定の宗教もモデルにしていません、等とテロップで言訳しているが、十字架や修道院やローマ留学など司祭型権力をもって支配するかの宗教以外の何物でもない。尤も本作のストーリーに宗教の教えなどは無用で、修道尼を目指す若い娘の性のはけ口を描だけのくコスチュームエロチシズム映画。

1958年作品なので裸で絡み合うような場面はないが、タイトルロールで若い娘さんたちが裸で祈りを捧げるくらいです。後年、日活ロマンポルノの修道院ものは豊満な肉体を持った娘たちの嬉し恥ずかし姿を描いたものだが。もはや高倉みゆきと大空真弓が裸で絡み合っている姿などさほど見たくもない。若い頃の彼女らを知らないので、どうしても年を喰った姿にしか見えぬのです。

高倉みゆきのライバル役の魚住純子がなかなか魅力的だった。原案葭原幸造 。脚本杉本彰 。監督土居通芳 。

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