菩薩

汚れた肉体聖女の菩薩のレビュー・感想・評価

汚れた肉体聖女(1958年製作の映画)
4.0
ハードコア志村貴子。兄の知人に強姦され身篭り、お家柄の手前父親に男子禁制の修道院(みたいな女子高?)に送り込まれた主人公が、彼女を「お姉たま」と慕う下級生のファムってるガールとゴリッゴリの濃厚百合関係に発展する。話はそれで収まらず、彼女と対立関係にあったライバルとの三角関係にも発展、と思ったら芋づる式に弱みを握る→言い寄るの天丼が発生し、更に愛憎の度を深めていく。わざわざそんなとこで喧嘩せんでもって場所(階段、底なし沼、鐘楼塔)で取っ組み合いを始める為、案の定次々と人が死んでいくドロドロ具合。58年で女性同士の濃厚キッスがあるのは結構早い方?『めまい』と同年ってのが意味を持って来そうな終幕。バイ菌扱いされるラガーマンがちょっと可哀想。この頃から「夜のプールに忍び込む」が青春の通過儀礼として描かれていて感動した。
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