2023年 6月 2日 シネラ
上映の冒頭、原監督のビデオメッセージ(何と2023年5月6日シネラで撮影)あり。呼んでくれれば、いつでもお話しに行きますと。
製作ノートでは奥崎が今村に撮って欲しい…
とんでもない作品だった。言葉を失う。
残忍な過去があったと伝える時に、その場面をそのまま撮るのではなく、このような形で見せられると、その様子の映像はないのに、心にはより思う残る。煮え切らない言い争…
面白い!あまりにも強烈なキャラに、始めはフィクションかと思った。
奥崎謙三という人間にだんだん興味を持つようになり、この人が存在していたことが信じられなくなる。
人のためになる暴力を使おうとする姿勢…
このレビューはネタバレを含みます
「白豚と黒豚、黒豚は食ってもいいと上から言われた。」最も聞き流したいと思ったこの証言を、敢えて冒頭に書いておこうと思う。
奥崎謙三という活動家のうしろを黙って着いて回る二時間だった。二人の兵士の銃…
このレビューはネタバレを含みます
旧日本兵の方々は令和においてはもう稀少な存在であると思うけど、死ぬまで軍生活を引きずって生きた男の稀有なドキュメンタリー。
実名で日本軍飢餓部隊のとある事件がまざまざと語られたり、死んでも隠そうと…
『ゆきゆきて、神軍』
製作年 1987年。上映時間 122分。
ドキュメンタリー映画監督の原一男が、過激な手段で戦争責任を追及し続けるアナーキスト・奥崎謙三の活動を追った傑作ドキュメンタリー。
神戸…
怒っている人の話。最近真剣に怒っている人を見なくなったなあと。いろいろ不満を感じている人は多いのかもしれないけど、怒っている人は少ないように思う。そんなだからメディアのニュースをみていても、特に政治…
>>続きを読む80年代後半に一度、90年代後半に一度見ようと決意したが果たせずやっと見た。当時、戦争犯罪を何十年も暴力で断罪し続ける奥崎謙三というイメージしか持たなかったので、見ようという気持ちになるまで時間がか…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
数十年ぶりにこの映画を見返すことにしました。私が学生時代にお世話になった方が制作に関わっておられて、その当時に観た時はあまりのショッキングな内容に唖然として、もう二度と観ないと決めたくらいの作品です…
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