グッチー

鉄道員(ぽっぽや)のグッチーのレビュー・感想・評価

鉄道員(ぽっぽや)(1999年製作の映画)
4.0
高倉健さんの遺作「あなたへ」をテレビで見て、ついこちらも合わせて久しぶりに見たくなりました。

全体的に青みがかった映像が、ノスタルジックな気分にさせてくれる作品で、駅の周辺の風景だけでも、雪国の厳しさや寒さが伝わってくる感じでした。

内容としては、家族を省みず、ひたすら駅員としての仕事に邁進してきた主人公が、最後に見た走馬灯のようなお話でした。

ラストまで見て、仕事を常に優先させてきた主人公が、家族の死に目に会えなかったことの贖罪と幻想の娘による赦しが大きなテーマだったのかなぁと。

雪国での厳しい環境の耐えつつ、寡黙で実直に職務を遂行する駅員役が、高倉健さんにぴったりだなぁという印象でした。
あと、これが志村けんさんの映画出演作としての遺作になったんだなぁと思うと、ちょっと寂しいです。

こういう心暖まるおとぎ話的な作品もたまには見るのも良いなぁと思いました。
グッチー

グッチー