このレビューはネタバレを含みます
北海道の幌舞線、終着駅の幌舞駅で仕事一徹、不器用に鉄道員として働く定年間際の乙松。幼い一人娘を亡くした日も、愛する妻を亡くした日も駅に立ち続けてきた。そんな彼がある少女と出会う。
見る前に想像していたテイストの映画では無かった。かなりファンタジー。
高倉健に少女がキスしたところ意味不明過ぎてびっくりした。え、どういう意味……?
どうやら雪女伝説を下敷きにしているらしい。娘の名前も”雪子”だしね。
男に冷たい息を吹きかけて凍死させる雪女。キスはそれと同じ意味なんだろう。
(だとしても小学6年生の少女に定年間際の男性とキスさせるかね?とは思うが……)
最後は伝説通りに氷漬けになった乙松。人生最期に娘に会えて良い結末だったと思う。
高倉健と小林稔侍のブロマンス、厚みがありました。