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マシンガン・パニックのShoMのレビュー・感想・評価

マシンガン・パニック(1973年製作の映画)
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スウェーデンの警察小説、刑事マルティン・ベック『笑う警官』の映画化。

『フレンチ・コネクション』の線を狙ったようなドライな空気が立ち込める作品。タイトルのマシンガンパニックは冒頭で終わり、捜査の過程=聞き込みが映画の大半を占める。ヒロイックさは皆無。このあたりは本国スウェーデンで製作された『刑事マルティン・ベック』とも共通。ただ『笑う警官』のテンポはやはりアメリカ映画。

くたびれたウォルター・マッソーと減らず口のブルース・ダーンのコンビが最高。ウォルター・マッソーの吹替は、『渡鬼』の角野卓造の父親役・佐藤英夫。ブルース・ダーンは山田康雄で、ルパンともイーストウッドとも違う演技を楽しめる。

どうでも良いけど『がんばれベアーズ』ではマッソーの吹替は藤岡琢也。佐藤英夫と藤岡琢也、マッソーの声は日本では幸楽と岡倉のお父さん。
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