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マシンガン・パニックのLATESHOWのレビュー・感想・評価

マシンガン・パニック(1973年製作の映画)
2.8
クッソ地味ぃ〜なフレンチコネクション
とでも言うべきか。
無差別殺人に対する執念の捜査が
堅実過ぎてヤマ場がなく
正直退屈。
お昼にTVで放送したら皆ウトウトするぞ。

「パニック」なら同じく
ウォルター・マッソーがデカの
「サブウェイ・パニック」は面白いし
今作も知名度そこそこあるんだけど
派手さは一切なく地味過ぎる。

ガセネタ掴まされる展開やら
犯人に辿り着くまでの流れが
特に盛り上がらないままで
むしろ当時のシスコの風俗面や
退廃したダルい雰囲気に目がいく。
始終苛ついてるウォルター・マッソーが
家庭を顧みないような
古い価値観で生きる昔気質の刑事で
すぐ女に目がいく
軽薄で直情気質のブルース・ダーンが
バディなんだが
凸凹コンビにもなりきれなくて
上手く噛み合っていないように思える。
駐車場での口論以外は
このコンビに魅力を感じなかった。
映画の導入部分は実にサスペンスなのだが。

刑事なんて最低の仕事
と呟く彼らが
地道に、粘り強く、しらみ潰しに
何度となくウンザリさせられながら
執念だけで捜査し続ける...
のを、淡泊、堅実、平坦に
見せられ続けても困惑する。
途中の立て篭り事件、退屈だからとってつけたかのような...。
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