ポルりん

BLUE ブルーのポルりんのレビュー・感想・評価

BLUE ブルー(1993年製作の映画)
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画面は青一色、セリフはポエム、そして不安定なBGMの3点で構成されている作品。

本作は「トリビアの泉」にて存在を知り、その番組内で色々な監督が鑑賞するも、多くの監督が鑑賞中に爆睡していた。
最近、仕事の関係で徹夜続いていたので、私も何度が眠りにつくのかと思っていたが、一切眠気が襲って来ることなく最後まで観続ける事が出来た。

ただ、心を揺れ動かされる事はないし、何かを感じとる事もない。
仕事で疲れた時に壁を見ながらぼんやりと考え事をする時があるがそれに近い状態だった。

観ている最中に不思議な心地よさまで感じていたのだが、観終わった瞬間に襲ってくる虚無感といったらもう言葉で表す事が出来ないほどである。

話は変わるが、私は学生当時とあるオンラインゲームにハマっていた時期があり、そのゲームの公式サイトにはそのゲームのユーザーランキングが表示されていた。
私はランキングのトップ10を目指して、睡眠時間などを削り、友達の家や当時付き合っていた彼女の家に行っても、ひたすらそのゲームをやっていた。
その結果、ユーザーランキングで9位になる事が出来たのだが、その時芽生えた感情は達成感には程遠い虚無感であった。

私「あれ?俺今までこんなものの為に頑張ったのか⁇これで9位になったからって何になるんだ⁇」

といった考えしか頭に浮かばなくなってしまい、友達やフレンドからその事に関して讃えられても特に喜びといった感情はなく、ただただ虚しいだけだった。

何となく本作を鑑賞し終わった時の虚無感は、学生当時のオンラインゲームに感じたものと非常に似ている。

もし本作を鑑賞するのであれば、頭を空っぽにした状態で20分程で中断するのをオススメする。
個人的には本作を観るくらいだったら、75分間壁を見ながらぼんやり考え事をした方が全然有意義な時間を過ごせたといった後悔と言葉では言い表せない虚無感しか生まれなかった。

あー、疲れた(´Д` )
今日はぐっすり寝よう💤
ポルりん

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