クープ、アンソニークイン、ウォードボンドと、でっかいおっさん３人の存在感。
そこにファムファタールとしてバーバラスタンウィックが💩💃を好演！
まず、それだけで楽しい。


南アメリカで石油掘りをするクープとボンド。
無法者の侵害によりうまくいかない。
金欠のため手取りの良い仕事に着こうとした矢先に昔の仲間クインと再会。
そこにはかつてクープが愛したバーバラがクインの妻として登場する。

骨太だが、わりと人間ドラマ的には情けないおっさんたちが垣間みえ、やたら（失礼🙇‍♂️）カッコつけるジョンウェイン西部劇とは違った趣で楽しかった😊。


バーバラは「深夜の告白」を彷彿とする印象的なシーンもあり、なかなかの、、、なかなかの女を演じる。
ルースローマンが役的には勝者なんだろうが、完全に霞んでしまった。


御贔屓ボンドの陽気なおっちゃんっぷりが楽しい。また観よう！😆。

いい歳した中年男女の四角関係観てもなぁ。おっさんおばさんの恋愛面における意地の張り合いはなかなかしんどいものが…
とはいえ夫を油の井戸に突き落としたりと、何かとえげつない場面があるのは良い。

井戸のポンプの音がスタンウィックの狂気を表象してるようでそこは良かった。
あとニトロをトラックで運ぶという『恐怖の報酬』の丸パクリ場面がある。

• #2021Sep.riazor511

　ゲイリー・クーパーもアンソニー・クインもウォード・ボンドもほとんど何もしてないな。いや、バーバラ・スタンウィックも実際それほど何かやったわけじゃないとは思うのだが、彼女の妄執が物語を牽引していることは間違いない。このあたりは、『大砂塵』の脚本家であるフィリップ・ヨーダンらしい禍々しさだと思う。
　石油掘削装置が物語上でも、また演出上でもきわめて印象的に使われていて、特に「止まらない」というあの感覚はゾクゾクくる。