ばあばちゃん

宣告のばあばちゃんのレビュー・感想・評価

宣告(1990年製作の映画)
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信念に基づき、死刑反対のため孤独な闘いを繰り広げる裁判官の姿を描く。

ファシズム政権下のイタリア、パレルモ。芸術家ファシスト同盟を解雇された男、スカリアは、ある朝、かつての上司スパダフォーラと同僚だったスペチャーレを、銃剣で殺害。直後、妻を強姦して射殺、都合三人を殺したこの男に、世論は死刑を要求。だが、死刑反対を信条とする担当判事のヴィトは、裁判を進行させていく。

死刑について一石を投じた問題作で、後味は決していいものでは無いが、無視できない。

第63回 アカデミー賞(1991年)ノミネート