もりもり

マジックのもりもりのレビュー・感想・評価

マジック(1978年製作の映画)
3.5
ナイトクラブの売れないマジシャンだったコーキー(アンソニー・ホプキンス)は最高のマジシャンになる為、腹話術の人形ファッツを使った新たなマジックでナイトクラブの人気者となり成功を収めていた。

そんなコーキーの実力に目をつけたベン・グリーンの薦めによりテレビ局との大きな仕事の話しも決まりかけていたが、健康診断を頑なに拒むコーキーは姿を消し、生まれ故郷に帰るのであった。

故郷に帰ったコーキーは同級生であり恋心を抱いていたペギーとその夫デュークの持つコテージに身を落ち着かせていたが、次第にコーキーとペギーは愛し合うようになる。

そんな中、徐々に人形ファッツと同化していくコーキーの精神状態が狂い始める!

やがて自我を持ち始めた人形ファッツはコーキーに殺人を犯させるようになり、コーキーと人形ファッツの関係にも変化が起きるのであった。

【感想】
人形ファッツを使い初めてからマジシャンとしての成功を収める一方でコーキーの心の声をファッツが代弁し、コーキーの精神状態が次第に狂い始めるという内容は面白かった👍

後半からのコーキーが操っていた人形ファッツが逆にコーキーを操っていく展開は本当に精神状態が狂ってるなと感じ、ラストの展開でコーキーの精神状態が正常になったのかと思ったが最後まで腹話術をやってるコーキーは最後まで異常だったな。

そしてペギーが腹話術の真似事をしながら向かうというラストで終わり、結局この事件に関しては何も解決しておらず何とも消化不良な感じではあった🤨

コーキー演じるアンソニー・ホプキンスの演技に関しては腹話術を本当にアンソニー・ホプキンスがやっていたのであれば正に素晴らしい演技だったと思いますがこの辺りがなんともよく分からないので複雑な気持ちです🤔

個人的にはもっとサイコパス的なキャラで殺害シーン多めの内容であって欲しかったと思い、なんともおしい作品だったかなという気持ちでした。
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