70sいっこく堂ホラー！！
ハンニバルレクターでお馴染みのアンソニー・ホプキンスがまだ林遣都みたいだった頃のコメディホラー。
カードマジックで全く売れてなかったマジシャンが腹話術を初めて人気を博し、田舎の想い人ペグさんに会いに行き始まるとんでもレイクホラー。
人形の怖さと言えば、チャッキー、グースバンプス、アナベル、ミーガンと色々いるけれど、全ての古典であり始祖みたいな人形様「ファッツ様」。チャッキーが88年でファッツが78年なんだね。凄い。
まあまあお下劣で顔のでかいベイビーファッツちゃん。冒頭はリアル腹話術から始まり、だんだん口が動かなくなり、しまいに主従関係をブッ壊し一人で動いたりやっぱり動かなかったりする恐怖のファッツ様。
「彼女をモノにしたら俺は拗ねるぞ」との宣言通り、ラストしっかりモノきしていく漢の中の漢、ファッツ様。
ヒッチコック風の劇伴と物静かなレイクビューに少ない登場人物と分かりやすいストーリー、70sにツッコミなんて無用なので、最早どこをとっても特に文句のでないポップコーンホラーコメディだ。
しかしハンニバルレクターを好演したアンソニー・ホプキンスはこの頃からかなりレクターの片鱗がある。
若かりしレクターの絶妙な狂いっぷりを堪能できるモダンホラーです。良い。
