ジャン

十字路のジャンのレビュー・感想・評価

十字路(1928年製作の映画)
-
目の見えない弟が姉の肩に顔を寄せているショットは姉弟愛を超えた性愛の官能さがある。気を失う人物の主観ショットとしてのぼけつつ回転する映像は『狂った一頁』を連想する一方、姉の家や遊郭は2階にあるため高低差が生まれており、弟が階段を転げ落ちるなど空間演出も面白かった。
ジャン

ジャン