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プリーストのkuuのレビュー・感想・評価

プリースト(2011年製作の映画)
3.4
『プリースト』
原題 Priest.
映倫区分 G.
製作年 2011年。上映時間 87分。
主演ポール・ベタニーとスコット・スチュワート監督が、『レギオン』に続きタッグを組んだアクション作品。

何世紀にもわたりバンパイアと戦い続けていた人類は、高い防壁に囲まれ、教会の司祭たちが住民を支配する都市ディストピアで暮らしていた。
教会の司祭で伝説の戦士と名高いプリーストは、ある日、街の外で人々がバンパイアに襲われているという話を聞く。
バンパイアは絶滅したと主張する教会の妨害を受けながらも、プリーストは街の外へ出てバンパイアの巣くつへと向かう。

個人的にはモンスター系で始めに嵌まったのはVAMP(ヴァンパイア)で、その後にライカン(狼男)、そして、ゾンビに至る現在、VAMP作品ふあまり見なくなった。
最近のVAMP作品は古典回帰的なんが増えたせいもあるが、今作品はオープニングそうそうアニメーションだったし、アレっと思った。
何でも製作陣の妥協案やそうで、何世紀にもわたる人間と吸血鬼の戦い説明するのを実写化すると予算オーバーになるため、実現コストがはるかに安いアニメーションでこのシーンを実現したそう。
映画興行的には芳しくなかったそうやけど、個人的にはアニメーションも良かったし、ソコから敬虔なクリスチャン然のプリースト役ポール・ベタニーが登場して内容にのめり込んだ。
ポール・ベタニーにとって、深い信心を持つ宗教的なキャラを演じるのは4度目。
ダ・ヴィンチ・コード』(2006年)では修道士、
『レギオン』(2010年)では大天使ミカエル、『レコニング』(2002年)では神父、
そして本作ではプリースト。
道理で板についてる。
また、何よりも個人的にはブラックハット役でカール・アーバン が出てたことが何よりも嬉しいかな。
彼の出演してる『ザ・ボーイズ』(現在シーズン3継続中。欲と名声に取り憑かれたサイコなイカれヒーローたちに、特殊能力のない根性だけ人間たちが闘いを挑む話し)にはメチャクチャ嵌まってて、その中でもカール・アーバン演じるウィリアム・“ビリー”・ブッチャー毒舌、独善的、嫌われキャラが妙に気に入ってて、今作品は、彼目当てで見た作品じゃないのに、出てたので、それだけでテンションあがりました。
今作品は異世界を描き独創的でした。
設定も個人的にはよかったし、アクションシーン、特に列車での戦闘シーンは悪くない。
ただ、悲しいことに、作品に粗さが見える問題がある。
1つは、映画全体が基本的に複数の視点のロードトリップ。 
それが悪いとは云わないけど、彼らがバイクに乗っていて、遠くから見ると速度計が常に時速 200マイル(約322キロメートル)を超えているとき、どうも80キロメートルくらいで走っているように見えた
そこはどうも迫力に欠けたかな。
また、シーンとシーンの間とか安っぽい行があったのが残念。
脚本も、もう少し練って欲しかった。
まぁしかし、クールには違いない作品で、何よりも個人的にはスピード感はないものの、今作品でプリーストの乗るバイクの造形にはどうも惹かれた。
この近未来のようなバイクは、
シネマ・ビークル・サービスとゴーストライト・インダストリーズの2社が、まずスズキ・グラディウスからバイクの製作を開始したそうです。このコンセプトバイクで最も目を引くんは、フロントの巨大なタービンを除けば、その長い全長と低い車高。
どちらも大きな課題となってたそうです。 
バイクのリアには合金製のスイングアームが取り付けられてて、サイドカーに使用されているような強化されたサスペンションがセットアップされてた。
フロントホイールは、完全にカスタム設計されたフロントエンドを使用して、バイクから引き出されました。
燃料タンクは、スイングアームを大幅に延長してできた余分なスペースを利用して、シート下に移設できるようなカスタムタンクを製作し、ロースタンスを実現したそうです。
バイクのシャーシが外観上正しく、安全に走行できることが確認されると、ボディワークの製作に取り掛かったんだそうだ。
コンセプトスケッチにあった過激なスタイリングが、発泡スチロールと木材を使って、大きく改造されたグラディウスに施された。
そして、今作品ために作られた6台のバイクの鋳型がとられ、それぞれファイバーグラス製のパネルが作られ、そして、塗装、経年変化、武器などの最終仕上げは、撮影が始まる前に美術部門によって行われたそうでかなりの力の入れよう。
今作品のために製作されたすべてのバイクの製作期間は6週間ほどであったそうです。
このバイクは実際に公道で登録できるそうで、銭持ってる人にレプリカ作って貰い乗せてもらいたい。
撮影が終わった後も、完全に機能しているそうです。
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