てつじ

罪の天使たちのてつじのレビュー・感想・評価

罪の天使たち(1943年製作の映画)
3.5
ロベール・ブレッソン監督長編デビュー作。プロの役者を使い、少し邪魔な位劇伴を使用する。静謐で禁欲的な修道女の世界に、世俗の闇を静かに潜ませていく突き離した空気の澱ませ方はブレッソンらしい冷徹な演出だった。没個性ながら既に作品としての完成度は高く、後の感性を研ぎ澄まし、無駄を削り落とす孤高スタイルの原点と考えると感無量!
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