舞台は美しい南フランスの港町。
釣船商のジョー (ブロンソン)は、妻ファビエンヌ (ウルマン)と娘ミシェール (ドリュール)の3人で平和な暮らしをしていたが、ある日朝鮮戦争時代の悪い仲間たちが現れ、妻と娘を人質に麻薬の輸送を強要される。
『007』シリーズや『華麗なる相続人』のテレンス・ヤング監督が、リチャード・マシスン原作の小説を映画化。
淡々と進む物語に派手さは無いものの、後半ブロンソン自ら操る赤いオペルのカーチェイスは迫力満点、“ドイツ車は頑丈”を見事に証明している。
のちのブロンソンをイメージづける『狼よさらば』(Death Wish) シリーズのプロトタイプと云って良いだろう。
118 2020