排路

ミス・ヨーロッパの排路のレビュー・感想・評価

ミス・ヨーロッパ(1930年製作の映画)
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ルルがタイピストで彼氏は新聞刷る仕事なので、カタカタガチャンガチャンと機械のけたたましいおとがずっと鳴ってる。トーキー移行期の作品としてはたぶん全然だめなんだろうけど、他にもカメラ、拡声器(Gaumont 製)、タイマーなどそしてトーキー映画そのものも登場して、技術への奇妙な執着がみてとれる、たぶんミスコンシーンでルルが歩いてるときタイマーばかりで、ウォーキングを披露するルルを近くで映すショットがひとつもない。ミスコンものというか、オーディションもの?はイタリアらしいが、アントニオーニの椿なきシニョーラやヴィスコンティのベリッシマには及ばないと思う。
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