タカシサトウ

エリザベス:ゴールデン・エイジのタカシサトウのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

 エリザベス1世(ケイトブランシェット)が、スペイン無敵艦隊を破ったのが、歴史的には最も有名。でも、後半は、ローリー(クライヴ・オーウェン)との恋愛に近い関係や、女官ベス(アビー・コーニッシュ)とローリーの三人の微妙な関係がメインになる。

 エリザベスの、女王として、スペインを退けようとする意気込みが感じられる。また、ローリに対する恋愛感情と憧れと、ベスへの嫉妬。女王であるために、ローリーにはそれを強くは言えない苦悩がよく分かるが、描き方が微妙で、もう少し突っ込みが欲しかった気がする。それでも、前作よりは人間関係が展開する。

 「エリザベス」を観たので、その続編のこの「ゴールデンエイジ」も観る。ケイト・ブランシェットが、更に貫禄が付いて、それは一番の見所かと。ベスのアビー・コーニッシュもなかなか美しかった(2024.2.5)。