びーる

エリザベス:ゴールデン・エイジのびーるのレビュー・感想・評価

3.6
「エリザベス:ゴールデンエイジ」
前作品を鑑賞していませんが、奥深い英国史と激烈なアマルダ海戦を鮮明な映像で描いた作品に魅了されっぱなしでした。

煌びやかなドレス…しかも何着も揃えており、当時の英国の豊かさを女王自らが象徴しているような御姿!身に纏うドレスは英国のプロパガンダとして貢献していたのではないかなと感じます。

また、彼女が未婚を貫き「ヴァージン・クイーン」と呼ばれたのも、結婚をちらつかせ他国との外交を図るためです。女としての生活よりも英国女王としての生活を優先した彼女の奮闘ぶりには心を打たれました。

この作品ではエリザベス女王が抱える葛藤に重きを置いています。アルマダ海戦の劇的なシーンをもう少し堪能したかったというのが正直な感想です。しかし、短い尺でも戦火がほとばしる海の情景を描き切ったのは素直に感動させられました。

横からドーン!!という英国艦隊の必殺技は今後対フランス戦においても受け継がれます。かなり感慨深いシーンでしたね…!!!
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