ほーりー

大列車作戦のほーりーのレビュー・感想・評価

大列車作戦(1964年製作の映画)
4.6
邦題はいかにもB級っぽいし、原題の「ザ・トレイン」はあまりにも地味すぎるし、まさかまさかこんな凄まじいアクション映画だとは誰が想像できるだろうか。

何て言ったって、爆走する汽車の迫力が凄い!火薬や弾薬の量が凄い!50過ぎても機敏なバート・ランカスターのスタントが凄い!!

ナチスに奪われたフランスの名画を取り戻すため、レジスタンスや鉄道員たち(つまりナチに対峙するのが民間人なのだ)のそれこそ命をかけた攻防戦を描く。

名画に心奪われる狂信的なナチ大佐にポール・スコフィールド、本当ににっくき敵で、名画のためなら人を虫けらのように殺す残虐さには目を見張る。

そして、ラストにはもはや空しさの一言しかない。
ほーりー

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