マーくんパパ

ナイロビの蜂のマーくんパパのレビュー・感想・評価

ナイロビの蜂(2005年製作の映画)
3.7
ケニア・ナイロビを舞台に貧しい原住民の子供たちを新薬開発の人体治験に利用している英国製薬会社の不正を暴こうとした外交官の妻が殺される。生前妻のそうした行動に無関心だった夫が妻の足跡を追うが…。実際に起きた大手製薬会社のアフリカでの不法治験を基に夫婦の愛を重ねて描いている。アフリカ大地の雄大な美しさをバックに現地民の貧しい暮らしと陰謀のコントラスト。新薬臨床試験は当然不可欠ながらこうした犠牲で開発されたモノも含めて我々が享受できている現実を思い知らされる作品です。(邦題名はナイロビにある蜂のマークの製薬会社から)