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ナイロビの蜂のshinoのレビュー・感想・評価

ナイロビの蜂(2005年製作の映画)
3.6
「君の秘密がわかったよ。」

ちょこちょこはさみます!アフリカの地で見たかった映画シリーズ!(`・ω・´)
レイチェル・ワイズがアカデミー助演女優賞を受賞したこと、舞台がケニアってことで気になっていた本作。

ケニアのナイロビに駐在している外交官のジャスティンは、ある日妻が殺害されたという知らせを受ける…

ガーデニングが趣味の温厚な夫と、活動家としてアフリカ支援に情熱を捧げる妻のテッサ。
妻の死には政府と製薬会社の陰謀が絡んでいると考えたジャスティンは、妻の意思を継いでその闇を解き明かす旅に出る…

うーん…難解なサスペンスですね…(´・ω・`)直接的な説明だったりがなく、想像して考えなきゃいけない場面も多いのでおつむの弱い私には難易度が高かった…!

主役のヴォルデモート!(ごめんなさいどうしても。笑)普通にしてるとシュッとしてかっこいい。

ちょっとネタバレっぽくなりますが…
妻の死の真相を探ることで見えてきた、政府と大手製薬会社の癒着。利益しか考えない大人と、なかったことにされる無数の命。勇気を持って正義を振りかざしたことで消される存在。

純粋に、怖いなぁ…。
さすがにこの世界観はアフリカの田舎でぽわんと過ごしていたら見えてこないです(´・ω・`)

妻が最後まで貫いた正義。
その軌跡をたどるうちにジャスティンにもそれが芽生えてくる、妻が自分を守ろうとしてくれていた愛を知る。
逃げることもできただろうに、ジャスティンにも貫きたいものがあった。最後のセリフがずーんと残ります…

そんな世界観に、アフリカのコンパウンドのキラキラした喧騒がプラスされて、なんだかお腹いっぱいな気分。監督さん、欲張りである(´・ω・`)笑
子どもたちの鬼のHow are you攻撃。地面に積まれて売られるトマト。日本に帰ってから見たほうが懐かしく感じられたかもなぁ。
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