バナバナ

ユア・マイ・サンシャインのバナバナのレビュー・感想・評価

ユア・マイ・サンシャイン(2005年製作の映画)
4.5
韓国で風俗の仕事からHIVに感染した女性が世間にバレて大騒ぎになったそうですが、その話が本作で映画化になったそう。
“事実に基づき…”と書かれているという事は、この話は後で旦那さんがエッセイでも書いて発売したのだろうか?と思いました。
が、映画を見てみると、どうやらマスコミが大騒ぎして、彼らを追って取材したみたいですね。

私は主演の女優さん、男優さん共に初めて見ましたが、二人とも韓国では有名な方みたいですね。
女優さんは韓国映画にしてはあまり美人じゃないと思ったのですが、彼女は、ノーメイク=本音を出している時の方が、美しく見えました。

映画を見て分からなかったのは、結婚した時に“戸籍”で問題発覚しなかったのか?という点。
ソクチュンの所に連絡が来たという事は、前の旦那とケリは着いていたのに、ストーカーみたいに付きまとわれていたという事でしょうか?
あの前の旦那が実在する人物だとしたら、ウナがあんな仕事ばかりしていたのも、前の旦那の借金の肩からその道に入り、たぶん学歴も無くて、それしか仕事ができなかったのかも…と思いました。

ただ、HIVというと、アメリカでは血友病患者で輸血から感染した子供の家が放火されたりなど、過激な事件が実際に起こっていますが、
この話は、韓国でもかなり田舎の村が舞台なので、残されたソクチュンが曝された偏見って、本当にあの程度なの?
村八分とかに遭ってないの? と思ったのですが、実際はどうなのでしょうね。

ウナは感染する前から、他人から“縁起が悪い女”と言われ続け、自分でも“その通り”だと思って生きてきた人だと思います。
他の人のレビューで、現在のウナとソクチュンは発病もせず、二人で幸せに暮らしている、と書いてあったので、ウナみたいな人がこれまでの孤独な人生から解放されて、ソクチュンの様な純粋な人と巡り会えた事に、心底良かったと思いました。
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