1986年から91年までに起きた「華城(ファソン)連続殺人事件」を題材にした作品。
人口の少ない田舎町で発生した同事件に韓国全国からベテラン捜査員が捜査本部に次々と投入され、動員された警察官は延べ205万名にのぼる大規模な事件でした。
当時のずさんな捜査や違法な取り調べによる冤罪がリアルに表現されています。
公開当時は未解決事件だった本事件にポン・ジュノ監督は、「顕示欲の強い犯人は必ずこの映画を見に映画館に来る。犯人にソン・ガンホ(刑事役)の(射貫くような)目を見せてラストを終わらせたかった」とインタビューで答えていました。
ソン・ガンホ演じるラストシーンは必見です。