でぃーら

殺人の追憶のでぃーらのレビュー・感想・評価

殺人の追憶(2003年製作の映画)
4.3
韓国警察がクソすぎて、そのイライラしか感じない。展開も意味のないものが多く、サスペンスとしては微妙。

…と、途中まで思っててすみませんでした。最後まで観ての感想は「骨太サスペンス」。終盤一気に面白くなってびっくり。構成すごすぎる。

メインキャスト2人の対比構造の描き方が巧い。単なるキャラクターの対比でなく、時間軸上での、登場人物それぞれのストーリーの対比。なので終盤以降、物語の奥行きが一気に深くなる。

「そうならないで欲しい」と思わせる布石も利いていて、何度も感情を弄ばれてしまった。面白かった。