ティーヌ

殺人の追憶のティーヌのレビュー・感想・評価

殺人の追憶(2003年製作の映画)
4.0
かっこよくないソン・ガンホ。

独裁政権下に、警察が証拠を捏造したり拷問したりして自白を強要したため、捜査が遅れ、結局未解決事件となった。

酷い事件なのだが、警察たちのモチベーションがよくわからない。怒鳴ったり、蹴ったり、殴ったり。民主化デモや政権の腐敗のニュースは嫌い。田舎の貧しい人たちを、痛めつけたいだけのようにも見える。

そう考えると、真犯人も警察も、どちらも加害者でしかない。