なかなかな胸糞映画。
すごく好きな部類です。
一言で言うなら警察が無能過ぎ。そこだけが本当にイライラする。
しまいにはでっち上げや恐喝など、汚職刑事の代表各みたいな行動を犯す。
その捜査方法や建物の空気感、常にタバコを吸ってる姿、佇まいなど、当時の時代背景がすごく良く描かれている。
犯人のDNAの書類や足跡、ガイジの証言など、尽く重要な手がかりを失っていく。
冷静沈着なソウルから来たエリート警察も、物語が進むにつれ感情を抑えられず暴力的になっていく。
全てが悪い方に進んでいき、気付いたら取り返しがつかなくなっていた。
実際の事件では容疑者が2万人以上いたというのだから驚き。
後味が最悪だが、これはこれで全然あり。
実在した事件がテーマとはいえ、全ての事件が解決した訳では無い。冷たく、無慈悲で、不条理な事件。見終えたあとなんとも言えない寂寥感と悪感が襲ってくる。
釘が刺さって足をちぎったあのクズ刑事は残当