BUSSAN

殺人の追憶のBUSSANのレビュー・感想・評価

殺人の追憶(2003年製作の映画)
3.3
うわーん!先言ってくれよー!!


例によって、事前情報シャットアウトしてあらすじを読まずに鑑賞したので、真剣に犯人を捜してしまいました…

これ未解決事件を取り扱った実話が元なんですね…先に言ってくれよー!←知らんがな

流石に監督がポン・ジュノであることと、わりと評判がええのは知ってましたが、『母なる証明』『パラサイト』のようなガツンと来る刺激を欲していたので不完全燃焼で終わりました。

平均スコアこんなに高いのはなんでや…

かなり脚色しているやろうけども(というかそう願う)、それにしても警察が無能過ぎませんかね。見ていて気持ち良くはないですな。

『アウトレイジ』風にキャッチフレーズ付けるとすると、「全員悪人」ならぬ、「全員無能」です。

これだけ無能やったらそら解決せんわ。


以下、ネタバレありの無能な登場人物紹介





↓↓↓






無能ファイル01:
主人公 ソン・ガンホ
地元警察の無能刑事。

タイプライターを改行できない無能。
鑑識の到着が遅れているという理由で、現場保存が出来ず証拠となり得る足跡を部外者のオッサンに消されてしまう無能。人のせいにしてないで自分で保存しろよ。その後も何かにつけて人のせいにする無能。俺は人を見る目があるという謎の自信がある無能。そして見る目はないことが、その後すぐに証明される無能。新しく着任したソウル市警の刑事を強姦犯扱いして誤認逮捕する無能。更には証拠を捏造してまで知的障害がある男を犯人に仕立て上げる超絶無能。というか犯罪者。現場に毛が落ちてないからと、下の毛を剃ったハゲが犯人だというトンデモ持論を展開する無能。更には占い師を頼りにする無能。ついでに転職の相談でもして来い。



無能ファイル02:
主人公の相棒 キム・レハ
地元警察の無能刑事。

脳筋無能。暴力で全て解決できると思っている無能。というか犯罪者。権力振りかざしている辺りはヤクザよりタチが悪い。こんなヤンキーあがりが刑事になるとは世も末である。焼肉屋での一般人を巻き込んでの乱闘は開いた口が塞がらない。最終的に破傷風になり脚を切断する羽目になるのだが、自業自得の辞書の項目の例文になるレベルのお手本である。


無能ファイル03:
新しく赴任した刑事 キム・サンギョン

ソウル市警から来た有能と見せかけた無能。来て早々に強姦犯と間違われてドロップキックを受ける無能。無能刑事の数々の悪行を見て見ぬふりをする無能。張り込みのシーンでも肝心な時にエンジントラブルで容疑者を取り逃す無能。車検だしとけ。そして自分のミスを棚に上げて容疑者に暴力を振るう超無能に成り下がる無能。最後には発砲までする始末。



無能ファイル04:
第4の被害者の女性 女優名不明

これだけ殺人事件が起きているにも関わらず1人で傘を届けに夜道を歩く無能。我がの身は自分で守りなはれ。




有能ファイル01:
容疑者の青年 パク・ヘイル

暴力刑事に屈しない有能。
殴られても首を掴まれても屈しない有能。
弾丸を避ける有能。
生粋のラジオっ子の有能。
ラジオネームは"テリョン村の寂しい男"
好きな曲は『憂鬱な手紙』


ラジオをこよなく愛する青年を犯人扱いするとは、無能警察ども許せん。
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