ルイマルはチャップリンが映画の神様。
それは、彼の名作「さよなら子供たち」の中で、子供たちが「チャップリンの移民」を観て笑い転げるシーンで明々白々。
あの中で笑い転げていたのはルイマル自身の少年時代。
地下鉄のザジで描かれるスラップスティックなシーンはチャップリン的なコマ落とし映像でおかしみを狙っている。
しかし、今の眼で見たら笑えない。若い人はもちろん、ジジイの私もだ。
そう観ていくと、やはりチャップリンの偉大さが判る。ちゃんと動作に理屈や起承転結があって笑い転げるシーンをチャップリンは作っている。
でも、ザジは可愛い。これは永遠。