しほ

地下鉄のザジのしほのレビュー・感想・評価

地下鉄のザジ(1960年製作の映画)
5.0
数年前に大学の映像編集の授業で見た大好きな作品。

前作の「死刑台のエレベーター」とは打って変わって、風刺の効いたコメディー。監督の振り幅に驚かされる。

何度見ても目新しく、半世紀以上前に作られたものとは思えない映像のクオリティー…!フィルムの回転数だったり、画角だったりアニメーションだったり、ちょっとした工夫が沢山凝らされていて楽しい。今のものすごいクオリティのCGとかも素晴らしいけど、本作のような限られた中での工夫、不自由だからこその、自由を見つける為の名案、みたいなのが大好きな自分にはめっちゃ刺さった。

ファッションの勉強にもなる。主人公女の子チャーミングでとっても可愛い。ゴダールの「女は女である」でも同じザジ役だった。
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