数年前に大学の映像編集の授業で見た大好きな作品。
前作の「死刑台のエレベーター」とは打って変わって、風刺の効いたコメディー。監督の振り幅に驚かされる。
何度見ても目新しく、半世紀以上前に作られたものとは思えない映像のクオリティー…!フィルムの回転数だったり、画角だったりアニメーションだったり、ちょっとした工夫が沢山凝らされていて楽しい。今のものすごいクオリティのCGとかも素晴らしいけど、本作のような限られた中での工夫、不自由だからこその、自由を見つける為の名案、みたいなのが大好きな自分にはめっちゃ刺さった。
ファッションの勉強にもなる。主人公女の子チャーミングでとっても可愛い。ゴダールの「女は女である」でも同じザジ役だった。