よっしー

伝説巨神イデオン 接触篇のよっしーのレビュー・感想・評価

伝説巨神イデオン 接触篇(1982年製作の映画)
4.1
1982年公開だから、40年前の作品。これ中高生向けに作られたんだよね?
内容が深すぎて、大人でも理解するのに必死。
文化の違い、思想の違いの衝突がすごくいい感じで描かれている

もともとはTVシリーズ(の前半)を総集編にしたもの。だからすごく駆け足。それでも面白さは伝わってくる。

イデという絶対的な力を持つ中立な存在。まるで神の意志なのかと思うほど強大で気まぐれ。主人公たち、敵対するもの、どっちが正義なのか、悪なのかわからない。

そして登場人物たち自身も悩む、「我々は良き存在なのか?」

遺跡がロボットというのが「おもちゃ先行で企画が後」の弊害が出ちゃっているし、遺跡だから操縦席にいてもほぼ座っているだけで「勝手に動く!?」という状態が、他のロボットものではあり得ない設定ではないだろうか。
そのために、ほぼ棒立ちなんだけど(^^)。そう、それがイデオン。

つづく「発動篇」でイデオンの本領発揮だと思うので、楽しみ。

あと、キャラデザイン、衣装デザインとかとても良いなーと思った。
音楽は「ドラゴンクエスト」でおなじみの すぎやまこういち さん。