課長とヒロシ

地球へ・・・の課長とヒロシのレビュー・感想・評価

地球へ・・・(1980年製作の映画)
3.8
ヒロシ(以下ヒ):1979年の大ヒットした『銀河鉄道999』(配給収入16億5000万円、その年の邦画第1位)の2匹目のドジョウを狙って、竹宮恵子さんのSF漫画を原作に製作されましたが、配給収入4.4億円と「大爆死」しました(笑)

課長(以下課):監督がアニメ経験の無い恩地日出夫氏だったことと、よせばいいのに井上純一、秋吉久美子、志垣太郎、沖雅也、薬師丸ひろ子など本職でない俳優さん達を声優に使っちゃった事が敗因かもな

ヒ:昔も今も同じような失敗をしてますねー(笑)神谷明さんや、古谷徹さん、小山茉美さんなど本職の声優さん達のうまさが、ただただ引き立っちゃいました

課:まあカット割やキャラクターの演技など、普段のアニメ映画では絶対に使われない独特の表現があって、これはこれで結構好きなんだけどな。メカデザインもカッコいいし、、

ヒ:1980年当時は『機動戦士ガンダム』(1979年)が終わって、『超時空要塞マクロス』(1982年)が企画され始める頃ですが、ちょっと『マクロス』寄りっぽくてカッコいいですよね

課:大元のストーリーには関係ないとこだが、戦闘シーンや宇宙船の発着シーンなんかは作画も含めて良い出来だと思うな

ヒ:ダ・カーポさんの歌う主題歌も良いですし『999』ほどカタルシスは無いですが良い作品だと思いますねー。キャッチコピー「今、果てしない宇宙の広がりの中に貴方の青春が目覚める」はなんのこっちゃわからんですが、、(笑笑)

ストーリー 4
キャラクター4
世界観   4
演出・演技 3
音楽    4
登場人物全員眼が悪そう!度99
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