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殺しのテクニックのcatmanのレビュー・感想・評価

殺しのテクニック(1966年製作の映画)
3.5
1966年製作のイタリアン・ノワール。やっぱりハイライトはその後数多くの狙撃シーンの原典になった事で有名な冒頭のビルの屋上の場面。自分はダーティハリーやジャッカルの日なんかを想起したな。なんだけど、それ以降は一気に失速。全般的に演出が平坦でカメラワークが凡庸なので、突き抜けて刺さるシーンが無い。一瞬ハッとする様なカットもある事はあるんだけど。アクションもカーチェイスも緊張感が無さ過ぎて脱力。時代のせいなのかな。いやぁでも2年後にブリットが公開されてるからなあ。苦みばしったロバート・ウェバーや若くハンサムなネフランコ・ネロ、綺麗なヒロインら魅力ある役者が揃っている割にそれぞれの見せ場も少なめ。引きの画が多いのも要因か。でもこれ、現代からすると物足りなさはあるものの、ジャンル映画としてはツボにハマる楽しさは確かにある。音楽もいいセン行ってると思う👍🏻
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