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恋する惑星のkeroleonのレビュー・感想・評価

恋する惑星(1994年製作の映画)
3.2
うむー。シャレオツ映画の極み。
好きな人はすっごい好きだとは思う。私はあんまりハマらなかっただけで、映像センスと音楽の使い方は抜群だし、オサレカフェで大きなスクリーンで流れてたらすごく雰囲気あると思う。

2部構成になってて、1部には我らが日本&台湾が生んだ至宝のイケメン・金城武登場!当時まだハタチそこそこの初々しい若者ですが、キリッと凛々しい表情にはドキッとさせられる♥︎ムダに?北京語・広東語・日本語・英語を披露してます。
ところで金城さん、ジョン・ウー監督の最新作に登場予定だそうです。40過ぎたからこその渋みのあるイケメンぶりは健在なのよね〜うっとり。。

そして2部ではトニー・レオンが刑事コスプレ?で登場。お似合いになりまする。
ショートビューティーなフェイ・ウォンが、ストーカーまがいにトニーのお部屋をこっそり好きに改造するのが正直めっちゃホラー。彼女のズレた言動にイライラしてたんだけど、なーんかずっと観てるうちに愛らしい…と思えてきちゃうのも映画マジックなのか?
挿入歌になってる大ヒットだった「夢中人」、彼女の心模様を表してるようで一緒にウキウキしてくる。
恋は盲目、こんなにトニーにメロメロだったフェイ・ウォン、最後は…??

皆が皆、誰かに不毛に恋してる。
香港の中心地、有名なネイザンロードに佇むチョンキンマンションというビルで飛び交う、一方通行の恋の矢印たち。
まだまだ洗練されてない、混沌とした20年前の香港のネオン街。当時のアジアの高い熱量がまるまる真空パックされた作品。
大学生の頃あの街に旅行したこと、なんか思い出したな〜

2014.9.13
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