清川八郎といえばは、新選組を扱った歴史ドラマや小説であれば必ず出てくる人物で、「とんだ食わせ者だな」という印象しかありません。
本作はそんな事前知識を持っていないと、かなり厳しいですね。ただでさえ…
名策士なのか大風呂敷なのか、良く分からない幕末の人物、清河八郎の話。
元々は武士ではなく山形県の金持ち商人の息子だったので、口が上手かっただけかもしれない。本作でも描かれる剣の達人だったというエピソ…
隠れた名作、みたいな淡い期待は肩透かし、名作が隠れたままに放置されている訳がない。時系列、人物の相関もよくわからず、そのうち大きな展開が待っているはず、と思っていたら終わっていた。初めの5分くらいが…
>>続きを読む新撰組の母体を組織しようとした清河八郎の物語。多くの点で彼に関係する人物の回想を通して、“清河八郎とは?”を探り出そうとしていく展開は結構面白いんだけど、若干分かりづらい点もあった。けれども映像の演…
>>続きを読む映えることのない暗殺、その瞬間に至るまで。
自分が清河八郎という人物を知らなかったのもあるかもしれませんが、その捉え所のなさを映画全体で表現していたような印象。
回想に次ぐ回想、飛び道具的に差し…
過去鑑賞した篠田正浩監督作2本よりはずっと良かった。相変わらず一枚絵の構図に命をかけて、じゃあそれらをどうやってひと繋がりの動画にしていくのかってところはおざなりになっている気がしたけど、それでも『…
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