このレビューはネタバレを含みます
初鑑賞です。
好きな作品です。
①気になったところ
本作は好きですが、気になったところもあります。
それは清河八郎とお蓮の描写です。
嫌がっていたお蓮が最終的に清河を愛するようになるのは、苦手です。
清河に都合が良すぎると思いました。
②良かったところ
・少しずつ明らかになる清河八郎
さまざまなエピソードによって次第に明らかになっていく人物像。
語り手によって評価が違うので、興味深かったです。
ある人にとっては好印象でも、よく思っていない人もいる。
その意味では普遍的に感じました。
・丹波哲郎さんと岩下志麻さん
お若かったです。
特に丹波哲郎さんが怖かったです。
存在感がありました。
・序盤で敗北する佐々木只三郎
あの負けた時の周囲の目。
強烈でした。
そこから清河に執着する佐々木が怖かったです。
取り憑かれているようでした。
佐々木の一人称視点で描かれる場面は、視野が狭くなっていることを表現しているのかなと思いました。
最終的に複数人で不意打ちというのが何とも。
討ち取れればいいという発想にゾッとしました。
誇りは失ったように見えました。
・暗殺で終わり
スパッと終わりました。
潔かったです。
③まとめ
いい映画でした。
観て良かったです🙇