ヒュー

スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望のヒューのレビュー・感想・評価

5.0
遠い昔 はるか彼方の銀河系で…

偉大なるジョン・ウィリアムズ氏の音楽と共に幕が開ける伝説。これぞSF、これぞエンタメ、映画の素晴らしさを改めて実感させてくれるスターウォーズの偉大さよ。

私がまだ幼い頃に始めてハマった映画シリーズで一生懸命キャラや惑星の名前を覚えようとしていた記憶があります。フォース、ジェダイ、ライトセーバー、ミレニアムファルコン…何歳になってもワクワクするようなこの世界観を生み出してくれたルーカス御大にはとても足を向けては寝られませんね。ストーリーもいつまでも色褪せず非の打ち所がない。最初から最後まで展開は分かってるのにそれでもハラハラドキドキ、唸ってしまう魅力があります。ツッコミどころがないわけではないんだけどそれも全て含めて愛おしい。最近の映画に慣れた方が初めて本作を観ると退屈という意見を見かけるのも確かに理解できるんですが私はこの"THE王道"感もまた大好きです。というかその王道さもスターウォーズが生み出したものかもしれませんね。

当時の最先端のCGを駆使した空中線も見応え抜群で少し古さを感じさせてくれるのがまた良い。本当に夢中になる映画には予算や技術では到底代用することのできない何かが必ずあるといっても過言でないでしゃう。

ただスターウォーズに魅了されるのはギミックやストーリーだけでなく作品全体を彩る個性的で魅力的なキャラたち。爽やかなルーク・スカイウォーカー、容姿端麗なだけでなく強いレイア姫、宇宙一のパイロットでイケメンなハン・ソロ。そのビッグ3に加えてチューバッカ、C-3PO、R2-D2らも含めた化学反応がめちゃくちゃ面白い。公開時点でのビッグネームは少ないけど皆演技もオスカーものですよ。あとEP4のオビワンってこんなにかっこよかったっけ…。アレック・ギネス氏はスターウォーズに出演したことを後悔しているという噂もありますが本当に素晴らしい演技でした。

全編通して説明臭いわけでもなく作中の流れで自然と各々の魅力が出てるので観てる側からしても誰かしらにすぐ感情移入しちゃいます。当然これだけ壮大な世界を描いているわけだから作品内で世界観を全てを説明し尽くすのは不可能ですが、適度な説明不足さからファンそれぞれが様々な想像の世界を広げられて楽しいですね。

神話の序章に過ぎない作品ですが1本の映画としても文句無しで公開当時沢山の人が感銘を受けたことにも納得しかないです。"王座の間とエンドタイトル"で締め括るラストもマイベストエンディングの一つかもしれません。

いや〜小さい頃はただ漠然とめちゃくちゃ面白い映画と捉えてましたが映画好きになってから改めて観ると小さい頃に戻ったような感覚になれるのと同時に映画としての完成度の高さにも驚かされるばかりです。上手く言葉に表すことはできませんがスターウォーズⅠ〜Ⅵは他の映画とはどこか違ったオーラを放ってるんですよね。

観る度に新たな発見があるSW。でもやっぱりルーク、ハン、レイア、チューイの4人(3人と1頭?)が1番見てて落ち着くし、この4人でミレニアムファルコンに乗っている姿を観るとやはりこれぞスターウォーズと感じずにはいられません。再び私の中でSW熱が再発してしまったのでファンの方からの評判もいい『マンダロリアン』にもそろそろ手を出してみようかなと…。
それでは皆さん、フォースと共にあらんことを

May the force be with you✨
ヒュー

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