Haru

お買いもの中毒な私!のHaruのネタバレレビュー・内容・結末

お買いもの中毒な私!(2009年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

(あらすじ)

ニューヨークの園芸雑誌の編集部で働く主人公は、ファッション好きで、重度の買い物中毒。カードの支払いも常に滞っている。

 いつか大好きなファッション雑誌で働く事を夢見ていて、園芸雑誌の仕事をしながら転職活動に取り組む。

 そんなある日、主人公が手がけていた園芸雑誌が廃刊になり、職を失う事になり、支払いに困る主人公はとにかく企業に手紙を送る。

 誤まってファッション雑誌に送るはずだった手紙を、金融会社に送ってしまうが、主人公が書いた文章の才能が見込まれて、
借金まみれな主人公がまさかの金融会社に務めることになり・・・


(感想)

そんな上手くいかないだろう、と言いたくなる所もあるが、
話の展開がスムーズで明るく軽快で、軽い気持ちで楽しむには
良い映画だった。

借金まみれな主人公は、カードの支払いに追われている為、
息をするように日頃から嘘をつきまくり、
自分の存在をあまり公にしないよう、「グリーンスカーフの女」、
と、筆者を匿名にしよう、と、言い出し、
それが逆に功をなして、一躍有名になったり、
笑えない状況も笑える状況にする主人公が見ていて
面白かった。

クレジットカード会社の催促をする人が会社に押しかけて来た時に、
別れた恋人でストーカーだと言って、会社の人に追い払って
もらうのも、あまりに恋人には見えなさすぎて可笑しかった。

 好きな人に主人公が借金まみれで、嘘をつきまくってるのがバレて軽蔑され、結婚を控えている親友には、テレビ用の服を買う為に、結婚式で着る為のドレスを売ったのだと勘違いされ、見捨てられるが、それを機に
自分の買い物中毒を治すべく、

 自分の持ち物を全て、
「グリーンスカーフの女」、という自分の知名度を生かして、ハイブランドオークション、として売り出して、一気に売却する、等は、戦略的で
意外とやるな、と思った。

 主人公と主人公が好きな上司を巡り合わせることになったグリーンスカーフには強い思い入れがあって、どうしても手放したくなかったであろう事がわかっていて、ラストシーンで、
一番高値でオークションでスカーフを買ったのは、実は上司で、
頑張って買い物中毒を克服しようとした主人公にプレゼントする、
というラストが、とってもハッピーで、見ていて幸せな気持ちになった。

 映画としても、あまり長編ではないので、
 サクッと見れて、ハッピーな気持ちになるのに良いのでは
 ないかと思った。
Haru

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