精神疾患、知的障害の人をテーマにした映画は、古くはレインマンやカッコーの巣の上で、など数多くあると思うけど、これはこれでしっかりとテーマに向き合った映画だと思う。
ただの綺麗事にはせず、彼ら彼女らへの世間のリアルな視線についても悲しいエピソードとともに描いていて、引き込まれる内容となっている。
イタリア映画と言えば、ニューシネマパラダイスに代表される、人のキャラの濃さ、カッコよさについては、この映画も右に同じ。主人公のネッロの男臭さ、一直線さ、が愛おしい。
一人一人が全力で演じていた。制作チーム含めて、現場での伝えたいメッセージの共有が強固なものであったことを想像させる。
コメディの瞬間も本当に楽しい映画笑